どんな人におすすめ
・瞑想をやってみたい人
・瞑想に挑戦して挫折した人
おすすめできない人
・瞑想が習慣化している人
・瞑想について深く知りたい人
内容
瞑想をすることによるメリット、瞑想で最も大切なこと、
瞑想のメリット
メリット1:ストレスが減る
瞑想は今この時間に集中する行為なので、ストレスの原因になる考えすぎがなくなる。
メリット2:身体が健康になる
心身が安定し、免疫機能が上がると言われています。
メリット3:自然に痩せる
人はストレスを感じると比例して食欲が上がります。先の説明にもあるように、瞑想によるストレス軽減効果により食べる量が減っていきます。
メリット4:心身のバランスが取れ幸せを感じることが増える
心が安定する感覚を得られ、幸せを感じるようになります。
メリット5:願いが叶いやすくなる
頭の中に雑念がなくなり、本当の願望や価値観に気づくようになります。
メリット6:ポジティブになれる
自分と向き合うことになり、ネガティブな思考の癖に気づくことができます。考えすぎる癖を客観視できるので、ネガティブな思考や感情を手離せるようになります。
メリット7:ぐっすり眠れるようになる
交感神経(興奮の刺激を身体全体に伝える機能)が優位である間は、眠りにくくなります。慢性的にストレスを感じていると交感神経が優位になるので睡眠の質が落ちることになりますが、瞑想をすることで交感神経とは対の副交感神経(リラックスすることを全身に伝える機能)を優位にして、交感神経とのバランスが取れるので、睡眠の質が上がります。
メリット8:肌がキレイになる
眠りの質が良くなるので、肌がきれいになります。
メリット9:集中力が高まる
瞑想はひとつのことに集中する行為のため、目の前のことに没頭することができるようになります。
メリット10:ありのままの自分に自信が持てるようになる
瞑想により自分が感じている感情や欲求を受け入れていくと、ありのままの自分を受け入れられるようになり、自信をモテるようになります。
メリット11:豊かな人間関係を築けるようになる
自分の気持ちに寄り添えるようになり、他人の気持ちにも共感する力が高まります。
メリット12:直感力が高まる
頭の雑念が減るので、直感を受け取りやすくなります。
メリット13:姿勢がキレイになる
瞑想時に姿勢を意識することで、姿勢が良くなります。
瞑想でもっとも大切なことは「習慣化」
瞑想は先述の通り、多くのメリットを受け取れるものですが、このメリットを受け取るためには、何よりも長く続けることが必要です。つまり、気が向いた時に、長い時間瞑想をするより、1日、1回、1分瞑想を続けた方がいいです。
筋トレと同じで、実際に繰り返し行うことで勝手が分かって来ます。はじめは、雑念だらけでやめたくなるかもしれませんが、続けることで、気づく力が高まり、集中が続くようになります。
習慣化するためには、ルール(決まった場所と時間)を決めて、それを必ず守ることです。
1分間瞑想法の基本
瞑想はただ座るだけでも効果がありますが、より深く瞑想するための基本の型が3つあります。
調身(姿勢を整える)
姿勢の基本は、背筋をまっすぐに伸ばすことです。これにより呼吸が整い、心も合わせて落ち着いてきます。
背筋をのばしたら、首、肩、頭や眉間などの上半身の無駄な力を抜いていきます。目は軽く閉じるか、半眼で1点を見つめるようにしましょう。
調息(呼吸を整える)
呼吸の基本は、鼻で呼吸をすることです。深く吸い、ゆっくり息をはくことです。瞑想に入る前に、数回、深呼吸をして行うと良いでしょう。
調心(心を整える=マインドフルネス)
いわゆるマインドフルネスを行います。基本的には、呼吸の感覚に注意をむけます。呼吸自体を操作するわけではなく、今、自分がどんな呼吸をしているのかを自覚することです。
マインドフルネスの目的とは
先に出たマインドフルネスとは、今という瞬間に注意を向けることで、あるがままに観察する「気づきのトレーニング」をさします。ここで最も重要なのは、注意を向けるのであって判断はしないことです。
どんなに意気込んで瞑想しても、時間の経過とともに他のことに気を取られるようになります。例えば、瞑想中に「今日は調子が良い」と思うのも、調子が良いことを判断しているので、気を取られている状態と言えます。(気付けていない状態と言えます。)
では、「気づく」とはなんなのか、それは先のような気を取られている自分(例えば、身体の節々の痛み、未来への不安など)を俯瞰で見れていることに気づくことです。先の例で言うと「今日は調子が良い」と判断した自分を感じることが「気づく」ということになります。自分の中にある、感覚や思考を観察者の視点から観察することがマインドフルネスの目的になります。
瞑想は「無」になることではなく「気づく」こと
一般的な瞑想のイメージは、静かな場所で座禅を組んで無になると言ったところでしょうが、先の説明にある通り、瞑想は無でいることが目的ではありません。今感じていることに集中すること、集中が途切れたことに気づくことが重要です。具体的に、1と2の状態を行き来することで、気づきのトレーニング(マインドフルネスのトレーニング)を行うことで気づくことができるわけです。
⒈感覚に集中すること
⒉集中が途切れたことに気づくこと
「今」に「気づく」ことが瞑想の最終目標
ストレスの原因のひとつに「マインドレスネス」があり、「マインドフルネス」と対をなす状態です。具体的には以下のような状態を言います。
・ぼんやりと無自覚に考え事をしている状態
・目の前のことに集中していない心の状態
・過去や未来に必要以上に思いを巡らせている状態
近年の研究で1日の半分近くの時間を、無自覚にマインドレスネスの状態になることが分かっています。瞑想を行うことで、マインドレスネスをしている自分を客観的に見ることができ、今に集中するようにすることで次第にマインドレスネス状態になる頻度が下がるようになり、ストレスを劇的に下げることができます。
感想
読了したその日から1分間瞑想を始め、1週間経過しました。瞑想する時間が短いからか、まだ効果を感じられていませんが、続けていく中で感じることがあれば別の機会で書こうと思います。
また、記事では紹介していませんでしたが、瞑想にも種類があり、息を吐くときに声をつける「ハミング瞑想」、周囲の雑音を受け取る「聴覚瞑想」、今感じていることを紙に書き出して第三者になったつもりで問題と解決策を考えた後に実際に解決案を実行している自分を想像する「ジャーナリングメソッド」など、ハードルが低くいつでも場所を選ばずにできそうな方法が多く書かれています。
個人的に、この本のポイントは以下と思っています。
・今この瞬間に1つのことに集中できていないのであれば、拠り所は何でも良い(呼吸、音でも)ので集中する。
・今この瞬間に集中できてない自分を客観視(感じている自分を受け入れる)する。
瞑想をしてみたいけど何をしたらいいかわからない、手軽に瞑想をしてみたいという人はこの本を読むことを強くすすめます。